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アトピー性皮膚炎の重症度関連因子を特定

2021年12月6日  専門誌ピックアップ

思春期および成人のアトピー性皮膚炎(AD)患者367例を対象に、AD重症度に関連を示す因子を横断研究で検討。湿疹面積・重症度指数(EASI)により患者を重症度別に分類し、機械学習の勾配ブースティングアプローチを用いて130個の因子とAD重症度の関連を解析した。 その結果、177例(48.2%)が軽症(EASI 7以下)、120例(32.7%)が中等症(EASI 7-21)、70例(19.1%)が重症(EASI 21超)だった。重症ADに関連を示す主な因子に、アトピーの徴候(口唇炎、白色皮膚描記症、ヘルトゲ徴候、乳頭湿疹)、血清中総免疫グロブリンE値1708IU/mL超、好酸球値6.8%超、12-21歳または52歳超、AD発症時の年齢が12歳超、運動週1回未満、喫煙または喫煙歴、円形脱毛症があった。...