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乳児期のペリオスチン値と喘息発症リスク

2022年2月17日  Allergy

重度細気管支炎で入院した乳児(年齢中央値生後3カ月)847例を対象に、入院時の血清ペリオスチン値と6歳までの喘息発症リスクを多施設共同前向きコホート研究で検討。血清中ペリオスチン値により乳児を低値群、中間値群、高値群に分類した。アレルギー体質(IgE感作)による交互作用も調査した。 その結果、9つの患者因子で調整した多変量モデルでは、中値群の喘息リスクが低値群より有意に高く(オッズ比1.68、95%CI 1.12-2.51、P=0.01)、高値群では有意ではなかった。(同1.29、0.86-1.95、P=0.22)。層別解析では、IgE感作のある乳児の喘息発現リスクが有意に高く(オッズ比:中間値群4.76、95%CI 1.70-13.3、P=0.002、高値群3.19、1.08-9.36、P=0.04)、IgE感作のない乳児では有意に高いリスクは見られなかった(P>0.15)。...