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累積UV曝露量はSLEの危険因子か

2022年7月12日  専門誌ピックアップ

1976年に米国看護師健康調査(Nurses' Health Study:NHS)に登録した女性12万1700人および1989年にNHSIIに登録した女性11万6429人を対象に、紫外線(UV)曝露による全身性エリテマトーデス(SLE)発症リスクを検討。時間依存性累加平均UV量の三分位により、全体的なSLEリスク、抗Ro/La抗体で層別化したSLEリスクおよび皮膚症状で層別化したSLEリスクを調査した。 その結果、605万4665人年の曝露期間で297例のSLE発症が特定された。診断時、16.8%が抗Ro/La抗体陽性で、80%に抗Ro/La抗体陽性または皮膚症状1つ以上あった。UV曝露量最高三分位群は最低三分位群より全体的なSLEリスクが高かったが、有意ではなかった(ハザード比1.28、95%CI 0.96-1.70)。最高三分位群では頬部紅斑リスクが高かった(同1.62、1.04-2.52)。...