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乾癬のバイオ5剤、継続率が高いのは?

2022年7月28日  専門誌ピックアップ

英国皮膚科医協会の乾癬患者データを用いて、乾癬治療に用いる生物学的製剤5剤の有効性および安全性の観点から見た投与継続率を前向きコホート研究で検討。治療計1万6122コースを対象とした生存分析で薬剤の生存率を評価した。 その結果、有効性の多変量モデルで、グセルクマブはウステキヌマブより継続率が高く(調整後ハザード比0.13、95%CI 0.03-0.56)、アダリムマブはウステキヌマブより継続率が低かった(同2.37、2.03-2.76)。セクキヌマブとイキセキズマブは、ほぼ同じ生存曲線を示した。乾癬性関節炎、生物学的製剤曝露歴、爪の罹患および民族が治療の有効性との相関関係を示す薬剤継続率の効果修飾因子だった。 安全性の多変量モデルでは、グセルクマブ、ウステキヌマブ、セクキヌマブはほぼ同じ生存曲線を示したが、アダリムマブ(同1.66、1.46-1.89)およびイキセキズマブ(同1.52、1.13-2.03)はウステキヌマブより継続率が低かった。...