皮膚エリテマトーデスに抗BDCA2抗体litifilimabが有効

皮膚エリテマトーデス（全身症状の有無を問わず）成人患者132例を対象に、抗BDCA2ヒト化モノクローナル抗体litifilimabの疾患活動性に対する有効性を第II相二重盲検無作為化比較試験で検討。患者を無作為化によりlitifilimab群（50、150、450mg）とプラセボ群に割り付けた。 試験開始前の皮膚エリテマトーデス活動性指数（Cutaneous Lupus Erythematosus Disease Area and Severity Index-Activity：CLASI-A）平均スコアは、litifilimab 50mg群が15.2、150mg群が18.4、450mg群が16.5、プラセボ群が16.5だった。16週時点までのCLASI-Aスコア変化率のプラセボ群との差は、50mg群が－24.3ポイント、150mg群が−33.4ポイント、450mg群が－28.0ポイントだった。最少二乗平均変化率を用いた主要解析では、有意な効果が示された。litifilimab群の3例に過敏症、3例に口腔ヘルペス感染、1例に帯状疱疹感染が認められた。litifilimab最終投与4カ月...