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がんのロボット支援手術、長期転帰は鏡視下や開腹手術と同等

2022年10月3日  Annals of Surgery

大腸がん、泌尿器がん、子宮がんおよび肺がんに対するロボット支援下手術の長期転帰を系統的レビューとメタ解析で検討(RECOURSE試験)。無作為化試験7件、データベース23件、前向き研究15件、後ろ向き研究154件の計199件を解析対象とした。 子宮頸がんの総生存(OS)と無病生存(DFS)は、ロボット術と鏡視下術(ハザード比1.01 95%CI 0.56-1.80、P=0.98)または開腹術(同1.18、0.99-1.41、P=0.06)で同等だった。子宮内膜がんのOSは開腹術よりもロボット術を支持した(同0.77、0.71-0.83、P<0.001)。肺葉切除術でのDFSは鏡視下術よりロボット術で(同0.74、0.59-0.93、P=0.009)、OSは開腹術よりロボット術で良好だった(同0.93、0.87-1.00、P=0.04)。前立腺切除術でのOSは、開腹術よりロボット術を支持した(同0.78、0.72-0.85、P<0.0001)。低位前方切除術でのOSは、鏡視下術(同0.76、0.63-0.91、P=0.004)および開腹術(同0.83、0.74-0.93、P=0.001)...