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高齢者のサーベイランス大腸内視鏡、がん検出率低い

2023年4月5日  JAMA Internal Medicine

大腸ポリープ診断後に大腸内視鏡検査を受けた高齢患者(65歳超)9831例を対象に、推定平均余命とサーベイランス大腸内視鏡所見および経過観察のための検査推奨の関連をコホート研究で検討。有効な予測モデルで推定した平均余命により患者を平均余命5年未満、5-10年未満、10年以上に分類した。主要評価項目は、大腸ポリープまたは大腸がんの臨床所見および新たな大腸内視鏡検査の推奨とした。 その結果、サーベイランス大腸内視鏡により7.8%にadvanced polyp、0.2%に大腸がんが発見された。平均余命が長い患者および臨床所見が進行した患者ほど大腸内視鏡検査を推奨される可能性が高く、ポリープがない患者および小さい過形成性ポリープのみがある場合、平均余命5年未満の患者では58.1%、平均余命5-10年未満の患者では74.8%、平均余命10年以上の患者では95.2%がサーベイランス大腸内視鏡が推奨されていた(P<0.001)。...