dMMR/MSI-H子宮内膜がんにdostarlimabが有効

進行または再発子宮内膜がん494例を対象に、PD-1阻害薬dostarlimabとパクリタキセル＋カルボプラチン併用療法の相乗効果を第III相国際共同二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討（RUBY試験）。主要評価項目は無増悪生存期間と総生存率とし、安全性も評価した。 その結果、24カ月時点の無増悪生存率はdostarlimab群が36.1％、プラセボ群が18.1％（ハザード比0.64、95％CI 0.51-0.80、P＜0.001）、総生存率はそれぞれ71.3％、56.0％だった（死亡のハザード比0.64、95％CI 0.46-0.87）。118例（23.9％）にミスマッチ修復機能欠損（dMMR）、高頻度マイクロサテライト不安定性（MSI-H）の腫瘍があり、この集団での24カ月時点の無増悪生存率はdostarlimab群が61.4％、プラセボ群が15.7％だった（病勢進行または死亡のハザード比0.28、95％CI 0.16-0.50、P＜0.001）。治療中に発現または増悪が見られた有害事象のうち頻度の高かったものは、悪心（dostarlimab群53.9％、プラセボ群45.9％）、...