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化学療法+ペムブロリズマブで子宮内膜がんの生存改善

2023年4月11日  New England Journal of Medicine

進行または再発子宮内膜がん患者816例を対象に、標準のパクリタキセル+カルボプラチン併用療法へのペムブロリズマブの上乗せ効果を二重盲検プラセボ対照無作為化第III相試験で検討(NRG-GY018試験)。患者をミスマッチ修復機能欠損がある疾患(dMMR)とミスマッチ修復機能欠損のない疾患(pMMR)に層別化した。 12カ月時点の解析で、dMMRコホートでの無増悪生存のKaplan-Meier推定値は、ペムブロリズマブ群が74%、プラセボ群が38%で(疾患進行または死亡のハザード比0.30、95%CI 0.19-0.48、P<0.001)、相対リスクの差は70%だった。pMMRコホートでは、無増悪生存期間の中央値はペムブロリズマブ群が13.1カ月、プラセボ群が8.7カ月だった(ハザード比0.54、95%CI 0.41-0.71、P<0.001)。有害事象はペムブロリズマブと併用化学療法で予測された通りだった。...