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MGD関連ドライアイ、SHR8058点眼薬の効果確認

2023年5月3日  JAMA Ophthalmology

中国の15の病院でマイボーム腺機能不全(MGD)に伴うドライアイ(DED)患者312例を対象に、SHR8058(パーフルオロヘキシルオクタン)点眼薬の有効性および安全性を第III相無作為化試験で検討。SHR8058群(平均年齢45.4歳、女性75.6%)と対照の塩化ナトリウム(NaCl)群(同43.7歳、81.4%)の各156例を比較した。主要評価項目は、57日時の総角膜フルオレセイン染色(tCFS)スコアおよび目の乾燥スコアのベースラインからの変化量とした。 その結果、57日時のtCFSスコアの平均変化量はSHR8058群-3.8、NaCl群-2.7(推定平均差-1.14、95%CI -1.70--0.57、P<0.001)、目の乾燥スコアでは-38.6、-28.3(同-12.74、-17.20--8.28、P<0.001)となり、SHR8058群の方がNaCl群より優れていることが示された。tCFSスコアの改善は29日時、目の乾燥スコアでは15日時に認められ、57日時まで維持された。治療下で発現した有害事象発生率はSHR8058群21.8%、NaCl群25.6%だった。...