zolbetuximab＋mFOLFOX6、進行胃がんのPFS延長

治療歴のないCLDN18.2陽性、HER2陰性の局所進行切除不能または転移性胃または食道胃接合部腺がん患者565例を対象に、1次治療の抗CLDN18.2抗体zolbetuximab＋mFOLFOX6の有効性と安全性を第III相無作為化二重盲検試験で検討（SPOTLIGHT試験）。独立審査委員会の評価による無増悪生存期間（PFS）を主要評価項目とした。 その結果、zolbetuximab群（zolbetuximab＋mFOLFOX6）はプラセボ群（プラセボ＋mFOLFOX6）に比べて、病勢進行または死亡リスクが有意に低下した（ハザード比0.75、95％CI 0.60-0.94、P＝0.0066）。PFS中央値はzolbetuximab群10.61カ月（95％CI 8.90-12.48）、プラセボ群8.67カ月（同8.21-10.28）だった。zolbetuximab群はプラセボ群に比べて、死亡リスクも有意に低下した（ハザード比0.75、95％CI 0.60-0.94、P＝0.0053）。グレード3以上の治療関連有害事象がzolbetuximab群の87％、プラセボ群の78％で発生し、嘔気...