胆道がんの標準治療＋ペムブロリズマブ、全生存を改善

未治療の切除不能局所進行または転移性胆道がんの成人患者1069例を対象に、ゲムシタビンとシスプラチンによる標準治療へのペムブロリズマブ追加の効果を無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験で検討（KEYNOTE-966試験）。主要評価項目の全生存はintention-to-treat集団で評価した。追跡期間中央値は25.6カ月だった。 その結果、全生存期間中央値はペムブロリズマブ群12.7カ月（95％CI 11.5-13.6）、プラセボ群10.9カ月（同9.9-11.6）だった［ハザード比0.83、95％CI 0.72-0.95、片側P＝0.0034（significance threshold、P＝0.0200）］。as-treated集団では、有害事象の最大グレードは3-4でペムブロリズマブ群の79％、プラセボ群の75％で発生し、グレード3-4の治療関連有害事象が70％、69％で発生した。有害事象による死亡例はペムブロリズマブ群31例（6％）、プラセボ群49例（9％）で、治療関連有害事象による死亡例は8例（2％）と3例（1％）だった。...