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一部の抗骨粗鬆症薬で骨折後の死亡率抑制

2023年5月12日  専門誌ピックアップ

2009-17年の40歳以上の骨粗鬆症骨折患者4万6729例(平均年齢74.45歳、女性80.0%)を対象に、抗骨粗鬆症薬の使用と死亡率の関連を後ろ向きコホート研究で検討。平均追跡期間は4.73年だった。 その結果、ラロキシフェンおよびバゼドキシフェンとの比較で、アレンドロン酸/リセドロン酸(ハザード比0.83、95%CI 0.79-0.88)、デノスマブ(同0.86、0.81-0.91)、ゾレドロン酸(同0.78、0.73-0.84)は有意に低い死亡率を示した。同様の傾向が、股関節、脊椎、非股関節/非脊椎の各骨折部位別グループで観察された。性別や65歳以上の年齢に基づくサブ解析では、長時間作用型のゾレドロン酸の使用で死亡率が最も低かった。...