低悪性度LYGにIFNα-2b、高悪性度LYGに化学療法が有効

リンパ腫様肉芽腫症（LYG）患者67例を対象に、低悪性度LYGへの免疫療法および高悪性度LYGへの標準化学療法（DA-EPOCH-R）の活性と安全性を第II相非盲検試験で検討。45例がインターフェロン（IFN）α-2bによる初期治療（16例がDA-EPOCH-Rにクロスオーバー）、18例がDA-EPOCH-Rよる初期治療（8例がIFNα-2bにクロスオーバー）を受け、4例は経過観察のみだった。 その結果、全奏効率は、IFNα-2bによる初期治療後64％（評価可能例44例中28例）、クロスオーバー治療後63％（評価可能例8例中5例）、DA-EPOCH-Rによる初期治療後76％（評価可能例17例中13例）、クロスオーバー治療後67％（評価可能例15例中10例）だった。5年無増悪生存率は、IFNα-2bによる初期治療後48.5％（95％CI 33.2-62.1）、クロスオーバー治療後50.0％（同15.2-77.5）、DA-EPOCH-Rによる初期治療後25.4％（同8.2-47.2）、クロスオーバー治療後62.5％（同34.9-81.1）だった。重篤な有害事象がIFNα-2b投与患者51例...