1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. シクロスポリン0.1%点眼薬、眼表面状態を早期改善

シクロスポリン0.1%点眼薬、眼表面状態を早期改善

2023年5月21日  JAMA Ophthalmology

中等-重度のドライアイ患者834例(平均年齢57.1歳、女性73.0%)を対象に、無水シクロスポリン0.1%点眼薬(CyclASol)の有効性および安全性を第III相多施設無作為化比較試験で検討(ESSENCE-2試験)。29日時点の総角膜フルオレセイン染色(tCFS、米国立眼研究所尺度で0-15)および目の乾燥スコア(視覚的アナログ尺度で0-100)の試験開始前からの変化量を主要評価項目とした。 その結果、tCFS改善度は、シクロスポリン群の方が対照(vehicle)群に比べ高かった(-4.0グレード vs. -3.6グレード、変化量のΔ:-0.4、95%CI -0.8-0、P=0.03)。目の乾燥スコアは両群で治療便益が認められた(シクロスポリン群-12.2点 vs. 対照群-13.6点、同1.4、-1.8-4.6、P=0.38)。tCFSの3グレード以上の臨床的意義のある低下達成率は、シクロスポリン群71.6%、対照群59.7%で(同12.6%、6.0%-19.3%、P<0.001)、奏効者の方が非奏効者に比べ乾燥(同-4.6、-8.0--1.2、P=0.007)や霞視(同-3....