IOL留置後症状の患者報告転帰指標

両眼にプレミアム単焦点眼内レンズ（IOL）を留置予定の成人患者を対象に、白内障手術およびIOL留置に関連する症状の評価を目的とした患者報告転帰指標の開発を観察研究で実施。グレア、霞視などの14の症状に関する調査に554例が回答した（女性64％、白人81％、61歳以上89％、大卒以上62％）。 その結果、平均裸眼両眼視力は術前0.47logMARから術後0.12logMAR、最高矯正両眼視力は0.23logMARから0.05logMARに改善した。グレア（術前84％から術後36％）、目のぼやけ（blurry vision、68％から22％）、スターバースト（66％から28％）、目のかすみ（hazy vision、63％から18％）、雪玉状のものが見える（snowballs、55％から17％）、ハロ（52％から22％）といった最も不快な症状は術後に減少した。三日月形の影（dark crescent-shaped shadows、4％から4％）を除き、いずれの症状も術後に有意に緩和した（P＜0.0001）。三日月形の影（29％から32％）を除き、目のかすみ（54％から15％）、雪玉（52％か...