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進行腎細胞がんにカボザンチニブ併用で無増悪生存期間が延長

2023年6月5日  New England Journal of Medicine

未治療の進行淡明細胞型腎細胞がん患者855例に対し、ニボルマブ+イピリムマブと併用したカボザンチニブの有効性と安全性を第III相二重盲検試験で評価した。ニボルマブ+イピリムマブにカボザンチニブ1日40mgを併用投与(実験群)、またはニボルマブ+イピリムマブにプラセボを併用投与(対照群)する群に患者を均等に無作為化した。 その結果、主要評価項目とした無作為化550例目までの12カ月後の無増悪生存率は実験群0.57、対照群0.49(病勢進行または死亡のハザード比0.73、95%CI 0.57-0.94、P=0.01)で、実験群43%、対照群36%に奏効を認めた。グレード3または4の有害事象は、実験群79%、対照群56%に発現した。現在も全生存の追跡を継続中。...