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デュピルマブの制御効果、アレルギー性喘息で大きい

2023年6月24日  Allergy

中等症ないし重症の2型炎症を伴う6-11歳の喘息患児でデュピルマブの有効性を評価したVOYAGE試験の事後解析で、アレルギー性喘息の所見の有無によるデュピルマブの有効性を検討。今回の解析では350例(アレルギー性喘息の所見あり261例、なし89例)を対象とした。 デュピルマブは、プラセボと比較して、患者の年率換算の重度増悪率をアレルギー性喘息の所見がある患者(0.24 vs. 0.62、相対リスク低下62%、P<0.0001)と所見がない患者(0.39 vs. 0.80、同51%、P<0.05)で有意に低下させた。アレルギー性喘息の所見がある患者では投与期間を通して、デュピルマブの方がプラセボよりも気管支拡張薬使用前(Pre-BD)の1秒量(FEV1)予測FEV1に対するPre-BD FEV11の比率、ACQ-7のスコアを有意に改善した。アレルギー性喘息の所見がない患者では、52週時点までにPre-BD FEV1および喘息制御の数値上の改善が認められた。...