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高度近視患者の緑内障の識別に下耳側GCIPL厚が有用

2023年6月26日  JAMA Ophthalmology

韓国の三次医療機関1施設で高度近視患者を対象に、光干渉断層撮影(OCT)パラメータ、ノースカロライナ大学(UNC)OCT指数、temporal raphe signによる緑内障診断精度を後ろ向き横断研究で比較。緑内障併発患者132例(平均年齢50.0歳、男性59.1%)と非併発患者142例(同50.0歳、女性55.6%)を解析対象とした。主要評価項目は、受信者動作特性(ROC)曲線下面積とした。 その結果、UNC OCT指数のROC曲線下面積は0.891(95%CI 0.848-0.925)、temporal raphe sign陽性では0.922(同0.883-0.950)だった。検証したOCTパラメータのうち、黄斑部下耳側の神経節細胞-内網状層(GCIPL)厚では0.951(同0.918-0.973)と最も高く、UNC OCT指数との差は0.060(同0.016-0.103、P=0.007)、temporal raphe signでは0.029(同-0.009-0.068、P=0.13)、乳頭周囲の平均網膜神経線維層(RNFL)厚では0.022(同-0.012-0.055、P=0....