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NPM1陽性AML、ゲムツズマブ オゾガマイシン追加で再発抑制

2023年7月5日  専門誌ピックアップ

NPM1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)患者588例を対象に、標準治療[イダルビシン+シタラビン+エトポシド+オールトランス型レチノイン酸(ATRA)]へのゲムツズマブ オゾガマイシン併用療法の有効性を無作為化非盲検第III相試験で検討(AMLSG 09-09試験)。主要評価項目は、短期無イベント生存率(6カ月)および全生存率(2年)とした。 その結果、短期の無イベント生存率(標準治療群53% vs. 併用療法群58%、ハザード比0.83、95%CI 0.65-1.04、P=0.10)および全生存率(同69% vs. 73%、0.90、0.70-1.16、P=0.43)に差は見られなかった。2年累積再発率は併用療法群で低かった(同37% vs. 25%、原因別ハザード比0.65、95%CI 0.49-0.86、P=0.0028)。主なグレード3-4治療関連有害事象の発生率は、発熱性好中球減少(併用療法群47% vs. 標準治療群41%)、血小板減少(同90% vs. 90%)、肺炎(同25% vs. 22%)、敗血症(同29% vs. 25%)だった。...