悪性黒色腫患者、一般集団より15年生存率高い

2000-18年の米国の監視・疫学・最終結果プログラムのデータを用いて、悪性黒色腫（上皮内黒色腫＝MIS）診断後の死亡リスクを住民対象コホート研究で検討。初発MIS患者13万7872例（診断時の平均年齢61.9歳、女性46.4％、米国先住民またはアラスカ先住民0.2％、アジア系0.4％、黒人0.2％、ヒスパニック系2.4％、白人96.7％）を解析対象とした。平均追跡期間は6.6年だった。 その結果、15年黒色腫特異的生存率は98.4％（95％CI 98.3-98.5）、非MIS患者との比較での15年相対生存率は112.4％（同112.0％-112.8％）だった。黒色腫特異的標準化死亡比（SMR）は1.89（同1.77-2.02）、全死因SMRは0.68（同0.67-0.7）だった。黒色腫特異的死亡リスクは、高齢（80歳以上群7.4％ vs. 60-69歳群1.4％、調整後ハザード比8.2、95％CI 6.7-10.0）および末端黒子型（末端黒子型群3.3％ vs. 表在拡大型群0.9％、同5.3、2.3-12.3）の患者で高かった。二次MIS非発症群に比べ、黒色腫死亡率は二次原発浸潤性...