新規hCG閾値モデル、正常妊娠と異常妊娠の判別精度高い

胎児の生存未確認の妊娠688件を対象に、妊娠継続可能と継続不能を判別する新規のヒト絨毛性ゴナドトロピン（hCG）閾値モデルの性能を後ろ向きコホート研究で検討。新規モデルは、初回hCG検査の4日後と6日後のhCG値上昇率（それぞれ最初の血清中hCG値から70％以上上昇、200％以上上昇）に基づくものとし、このモデルの妊娠継続可能な子宮内妊娠、子宮外妊娠、早期流産の分類精度を評価した。 その結果、新規モデルは、早期の流産や子宮外妊娠を正常な妊娠として誤って分類することを最小限に抑えながら、妊娠継続可能な子宮内妊娠を100％正確に分類した。初回hCG検査の4日後の検査で、子宮外妊娠24.1％および早期流産9.5％が正常妊娠に誤って分類された。6日後の検査で正常妊娠に誤分類されたのは、子宮外妊娠12.1％、早期流産5.6％だった。...