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CIQOL-35のcMDC、人工内耳移植後の機能変化監視に有用か

2023年8月8日  専門誌ピックアップ

Cochlear Implant Quality of Life-35(CIQOL-35)プロファイルの条件付き最小可検変化量(cMDC)により、人工内耳移植後の機能的能力の変化を監視できるかどうかをコホート研究で検討。人工内耳移植患者705例を対象とした項目応答理論による解析で導出したCIQOL-35ドメインスコアの標準誤差を用いて、移植前後のドメインスコアのcMDCを算出した。 別の人工内耳移植患者60例で、移植前と移植後12カ月時のドメインスコアを比較した結果、1ドメイン以上でのcMDCを上回る改善の達成率は92.3%で、すべてのドメインでスコアがcMDCを下回った患者はいなかった。ドメインにより改善達成率にばらつきが見られ、最も改善達成率が高かったドメインはコミュニケーション(81.5%)で、次いで全般(64.6%)、娯楽(60.9%)だった。...