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好酸球性蜂窩織炎、JAK1/JAK2-STAT5経路の活性化を確認

2023年8月14日  専門誌ピックアップ

好酸球性蜂窩織炎(EC)患者14例(平均年齢52歳、男性7例、女性7例)と健常者8例(男性4例、女性4例)から採取した皮膚生検検体を用いて、ECの炎症特性および活性化される細胞シグナル伝達経路を症例集積研究で検討した。 その結果、EC病変でJAK1/JAK2-シグナル伝達兼転写活性化因子(STAT)5経路の選択的活性化による著しい2型炎症(ケモカインCCL17、CCL18、CCL26、IL-13)が認められた。アウトカムを評価した1日当たり4mgのバリシチニブ経口投与を受けた難治性EC患者1例で、1カ月時に皮膚病変の臨床的完全寛解が見られた。...