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非糖尿病の肥満に1日1回経口orforglipronの有効性を確認【2023/08/21 訂正あり】

2023年8月17日  New England Journal of Medicine

糖尿病のない肥満または過体重+体重関連併存疾患の患者272例(平均体重108.7kg、平均BMI 37.9)を対象に、非ペプチド型GLP-1受容体作動薬orforglipronの1日1回経口投与の有効性および安全性を無作為化第II相試験で検討(GZGI試験)。Orforglipronの用量は12mg、24mg、36mgまたは45mgのいずれかとした。 その結果、主要評価項目に規定した26週時の体重の平均変化率は、orforglipron群の4群で-8.6から-12.6%、プラセボ群-2.0%、36週時はそれぞれ-9.4から-14.7%、-2.3%だった。36週時の体重減少率10%以上達成率はorforglipron群の4群で46-75%、プラセボ群9%だった。Orforglipron群で報告頻度が最も高かった有害事象は軽度-中等度の消化管イベントで、主に用量漸増中に発生し、治療中止率は10-17%だった。Orforglipronの安全性プロファイルはGLP-1受容体作動薬経皮薬と同様だった。...