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腎細胞がん治療中のmGPS、有益な予後予測情報を提供

2023年8月19日  JAMA Oncology

アテゾリズマブ(+ベバシズマブ)またはスニチニブで治療されている無作為化試験2件の転移性腎細胞がん患者(発見コホート:第III相IMmotion151試験915例、検証コホート:第II相IMmotion150試験305例)のデータを用いて、C反応性蛋白値とアルブミン値に基づく治療中の修正グラスゴー予後スコア(mGPS)の予後予測能を事後解析で検討。転帰は、RECISTバージョン1.1に従った無増悪生存および全生存とし、治療中のmGPSと放射線学的評価で予後予測能を比較した。 その結果、どちらの臨床試験でも、初回評価時の画像で評価された治療反応に関係なく、治療中のmGPSから有益な予後情報が得られた。病勢コントロールのサブグループ(安定、完全奏効、部分奏効)では、治療中のmGPSは放射線学的評価と比較して、優れた予後情報を提供した(対象611例でのC-index:mGPSで0.651、95%CI 0.588-0.714、放射線学的評価で0.574、95%CI 0.528-0.619)。...