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小児尿路感染症、短期抗菌薬療法でも有効か

2023年8月22日  JAMA Pediatrics

5日間の抗菌薬投与後に臨床的改善を示した小児尿路感染症患者664例(女性96%、年齢中央値4歳)を対象に、抗菌薬短期投与の有効性を検討(SCOUT無作為化試験)。さらに5日間の抗菌薬投与(標準療法)と5日間のプラセボ投与(短期療法)を実施して効果を比較した。 その結果、主要評価項目に規定した治療失敗が見られたのは、標準療法群で2例(0.6%)、短期療法群で14例(4.2%)だった(絶対差3.6%、95%CIの上限値5.5%)。標準療法に比べ、短期療法群の方で無症候性細菌尿や尿培養陽性の発生率が高かったが、尿路感染症の発生、有害事象、および耐性菌の消化管定着に群間差は見られなかった。...