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ペニシリンアレルギー除外判定、内服チャレンジのみで有効か

2023年9月11日  JAMA Internal Medicine

米国、カナダ、オーストラリアの専門医療センター6施設で、PEN-FASTスコア3未満の低リスクペニシリンアレルギー成人患者377例(年齢中央値51歳、女性65.5%)を対象に、ペニシリンアレルギーを除外するための標準試験(皮膚検査後に内服チャレンジテスト)に対する皮膚検査なしで直接行う内服チャレンジテストの非劣性を無作為化試験で検討(PALACE試験)。主要評価項目は、経口負荷試験後1時間以内の医師による陽性判定とした。 intention-to-treat解析の結果、主要評価項目発生率は内服チャレンジ単独群0.5%、標 準試験群0.5%でリスク差は0.0084%ポイント(90%CI -1.22-1.24)となり、片側95%CIは非劣性マージンの5%ポイントを下回った。内服チャレンジテスト後5日間の免疫介在性有害事象発生件数は、内服チャレンジ単独群9件、標準試験群10件だった(群間差-0.45%ポイント、95%CI -4.87-3.96)。重篤な有害事象は発生しなかった。...