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緑内障重症度に応じて視神経乳頭の3D構造に差異

2023年9月30日  JAMA Ophthalmology

標準的臨床ケアを受けている中国人患者541例とリトアニアの前向き観察研究の白人参加者112例を対象に、さまざまな緑内障ステージのスペクトラルドメイン光干渉断層計3次元(3-D)画像での視神経頭(ONH)の結合組織および神経組織の構造差を横断研究で検討。213例が緑内障なし群(平均年齢63.4歳)、204例が軽度群(同66.9歳)、118例が中等度群(同68.1歳)、118例が進行群(同68.5歳)に分類された。 その結果、ONHの構造差の大半は緑内障の早期に発生し、それ以降のステージではプラトー効果が認められた。ディープニューラルネットワークによる解析で、ONHの構造差は神経組織と結合組織の両方で認められた。深層学習で特定された3-D構造ランドマークの神経組織での平均発生率は、緑内障なし-軽度緑内障で57.4%(95%CI 54.9-59.9)、軽度-中等度緑内障で38.7%(同36.9-40.5)、中等度-進行緑内障で53.1%(同50.8-55.4)で、残りは結合組織で認められた。...