地図状萎縮にavacincaptad pegol、進行を有意に抑制

世界の205施設で最高矯正視力20/25-20/320の中心窩を含まない地図状萎縮（GA）を有する患者447例を対象に、補体因子C5阻害薬avacincaptad pegol（ACP、2mgの月1回投与）の有効性および安全性を第III相無作為化偽治療対照試験で検討（GATHER2試験）。主要評価項目は、眼底自発蛍光検査で測定したGA面積とした。 修正intention-to-treat解析の結果、ベースラインから12カ月時までの平方根変換したGA病変の平均拡大面積はACP群0.336mm/年および偽治療群0.392mm/年で、群間差は0.056mm/年（95％CI 0.016-0.096、P＝0.0064）となり、14％の群間差が示された。12カ月時の眼の治療下で発現した有害事象の発生率はACP群49％、偽治療群37％で、眼内炎や虚血性視神経症は認められなかった。黄斑新生血管発生率はACP群7％、偽治療群4％、滲出型黄斑新生血管ではそれぞれ5％、3％だった。...