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高用量のスペソリマブ皮下投与、膿疱性乾癬の再発を抑制

2023年10月17日  Lancet

20カ国の病院およびクリニック60施設で、2回以上の再燃(フレア)歴がある12-75歳の膿疱性乾癬(GPP)既往患者123例(アジア系64%、白人36%、女性62%、平均年齢40.4歳)を対象に、GPP再燃予防でのスペソリマブ皮下投与の有効性と安全性を無作為化プラセボ対照2b相試験で検討(Effisayil 2試験)。主要評価項目は初回再燃までの期間とした。 その結果、48週時のGPP再燃発生率は、スペソリマブの低用量群23%、中用量群29%、高用量群10%、プラセボ群52%だった。主要評価項目でスペソリマブ高用量群はプラセボ群に対する優越性を示した(ハザード比0.16、95%CI 0.05-0.54、P=0.0005)。プラセボに比べ、スペソリマブでnon-flatな用量反応関係が確認され、線形法、emax 1法、emax 2法、指数関数法のモデルでのP値は統計的有意性を示した(それぞれP=0.0022、0.0024、0.0023、0.0034)。感染率は同等で、死亡や治療中止に至る過敏反応は見られなかった。...