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小児の急性副鼻腔炎、AMPC/CVAとAMPCの治療失敗リスクに差なし

2023年10月21日  Journal of the American Medical Association

急性副鼻腔炎の小児を対象に、アモキシシリン-クラブラン酸とアモキシシリンの投与後の治療失敗と有害事象をコホート研究で比較した。全国規模の医療利用データベースで、外来で新たに急性副鼻腔炎の診断を受け、同日にアモキシシリン-クラブラン酸またはアモキシシリンが新規処方された17歳以下の小児の治療失敗と有害事象を評価した。 傾向スコアマッチング後の患者数は19万8942例(女児50.4%、12-17歳51.1%、6-11歳26.2%、0-5歳22.7%)だった。全体で1.7%に治療失敗が発生し、0.01%に重大な失敗(救急または入院での診療)が見られた。アモキシシリン-クラブラン酸群とアモキシシリン群で治療失敗のリスクに差はなかった(相対リスク0.98、95%CI 0.92-1.05)。アモキシシリン-クラブラン酸群の方が、消化器症状(同1.15、1.05-1.25)と酵母菌感染症(同1.33、1.16-1.54)のリスクが高かった。...