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COVID-19流行中、自損行為による小児救急受診率高い

2023年10月26日  専門誌ピックアップ

カナダ・オンタリオ州の保健行政データセットを用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行中の自損行為による小児救急医療受診率を人口ベース繰り返し横断研究で評価。対象期間は2017年1月1日から2022年6月30日、対象人口は小児・青年約130万人だった。COVID-19流行前の自損行為による救急医療受診率に基づいた流行後の予測受診率をモデル化し、1カ月当たりの実際の受診率との相対差を求めた。 その結果、COVID-19流行時の自損行為による救急医療受診率(人口1000人当たり0.27人対0.21人、調整後率比 1.29、95%CI 1.19-1.39)および入院率(人口1万人当たり0.74人対0.43人、同1.72、1.46-2.03)は予測より高かった。この増加は主に女性で認められた。自損行為による救急医療受診率と入院率は、10-13歳と14-17歳の両年齢層で予測より高く、メンタルヘルスサービスの新規利用者および継続利用者でも予測より高かった。...