患者が乳房再建時に重視する項目と再建法の選好

乳房切除術を検討している女性406例を対象に、乳房再建の際に重視する項目をウェブによる横断研究で検討。Duke大学（105例、平均年齢46.3歳）とLove Research Army（301例、平均年齢59.2歳）で調査を実施し、適応的な選択に基づくコンジョイント（ACBC）分析を用いて相対的重要度スコア、部分効用値、最大許容リスクを推定した。 参加者が最も重要視した項目は腹部に問題が生じるリスク（平均相対重要度28％）で、次いで重大な合併症の可能性（25％）、追加手術の回数（23％）、乳房の外観（13％）、回復時間（11％）だった。インプラント再建を希望した参加者（全体の85％）が最も気にしていたのは腹部の問題（30％）で、次いで合併症のリスク（26％）、追加手術（21％）だった。一方、フラップ再建を希望した参加者が最も気にしていたのは追加手術（31％）、次いで乳房の外観（27％）、合併症のリスク（18％）だった。フラップ再建の外観を好む参加者は、腹部に問題が生じる可能性が平均14.9％上がること（113例）、または合併症の可能性が平均6.4％上がること（115例）を受け入れる意思...