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頭蓋顔面モルフィアの進行判定に3次元立体写真測量が有用か

2023年11月2日  専門誌ピックアップ

ボストンの2つの病院で、頭蓋顔面モルフィア(CM)の小児および成人患者を対象に、3次元(3D)立体写真測量がCMの病勢進行の検出に利用できるかどうかを前向きコホート研究で検討。臨床評価と3D立体写真測量の評価を2-12カ月の間隔で実施し、3D立体写真測量画像は頭蓋顔面形成外科医1名と皮膚科医1名が定性的に評価して進行の有無を判定した。 その結果、CM患者27例(女性19例、中央値14歳)の2時点(間隔の中央値3カ月)以上の3D立体写真測量画像(画像数の中央値4)から10例が疾患進行と判定された。臨床的な進行の判定が優勢の全例が、盲検化された3D立体写真測量画像の定性的評価でも進行の判定が優勢であり、評価者間信頼性も高かった(κ=0.80、95%CI 0.61-0.99)。別の3例で3D立体写真測量のレビューから、臨床検査で検出されないわずかな非対称の進行が検出された。...