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多様な介入で女性UTIへの第2選択抗菌薬処方減少

2023年11月28日  British Medical Journal

ドイツの一般診療所110件(症例1万323例)を対象に、合併症を伴わない尿路感染症女性患者への第2選択抗菌薬の処方を減らすための多様な介入による効果を並行群間クラスター無作為化比較試験で検討。介入群には、ガイドラインの推奨、地域の抗菌薬耐性データの提供、抗菌薬処方割合の四半期ごとのフィードバック、ベンチマーキング、電話カウンセリングを行い、非介入群と比較した。主要評価項目は、1年時点での対象疾患に処方された全抗菌薬に対する第2選択抗菌薬の割合とした。 その結果、12カ月時点での第2選択抗菌薬の平均処方割合は、介入群が0.19、対照群が0.35だった。調整後平均差は-0.13だった(95%CI -0.21--0.06、P<0.001)。12カ月時点での尿路感染症全症例に対する全抗菌薬の処方割合は、介入群が0.74、対照群が0.80、平均差は-0.08だった(同-0.15--0.02、P<0.029)。合併症発生率に群間差は認められなかった。...