帯状疱疹生ワクチン、接種10年後もある程度の効果維持

米国Kaiser Permanente Northern Californiaの2007-18年のデータを用いて、帯状疱疹生ワクチン接種後10年超の有効性をリアルワールドコホート研究で検討。50歳以上の追跡対象者150万5647人のうち50万7444人（34％）が帯状疱疹生ワクチンを接種していた。 その結果、ワクチン有効性は接種後1年目が最も高く、その後は経時的に大幅に低下した。帯状疱疹に対するワクチン有効性は1年目の67％から10年後に15％へ、帯状疱疹後神経痛に対しては83％から10年後に41％へ、眼部帯状疱疹に対しては71％から5-8年未満で29％へ、帯状疱疹による入院に対しては90％から5-8年未満で53％へ減少した。追跡期間を通した全体的なワクチン有効性は帯状疱疹に対して46％、帯状疱疹後神経痛に対して62％、眼部帯状疱疹に対して45％、帯状疱疹による入院に対して66％だった。...