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RPM使用頻度高いと、高血圧の治療転帰は改善するが費用は増加

2023年12月2日  Annals of Internal Medicine

遠隔患者モニタリング(RPM)の使用頻度が高い(高RPM)診療所192施設とRPM使用頻度が低い(低RPM)対照診療所942施設でマッチド観察研究を実施。メディケア受給者の高血圧治療と支出へのRPM使用の影響を検討した。主要評価項目は高血圧治療薬の使用、外来受診、検査受診、救急受診、高血圧関連総支出とし、回帰分析により2019年から2021年までの評価項目の変化量を比較して影響を推定した。 その結果、低RPM診療所に比べて高RPM診療所の高血圧患者では、高血圧治療薬の調剤は3.3%、投薬数は1.3%の増加となり、高血圧に関連した救急外来受診は9.3%、検査受診は5.9%の減少となった。高RPM診療所の高血圧患者では、外来でのプライマリケア医受診の増加(7.2%)、高血圧関連総支出の増加(274ドル、95%CI 165-384)も見られた。...