レーザー脱毛併用で毛巣洞の再発率低下

小児3次医療機関の11歳-21歳の毛巣洞患者302例（年齢中央値17歳、男性56.1％）を対象に、標準治療単独と比較した標準治療＋レーザー脱毛（LE）補助療法併用の再発予防に対する有効性を単施設無作為化試験で比較。主要評価項目は1年時点での毛巣洞再発率とした。 その結果、1年追跡率はLE群63.6％、標準治療群88.7％だった。1年以内に再発した患者の割合は、標準治療群よりLE群で有意に低かった（－23.2％、95％CI －33.2-－13.1、P＜0.001）。追跡期間のどの時点でも、患者や養育者の障害日数、患者報告や養育者報告による健康関連QOL、医療満足度、知覚されたスティグマ（perceived stigma）に群間差はなかった。LE群は6カ月時のChild Attitude Toward Illness Scores（CATIS）が有意に高かった（中央値3.8点 vs. 3.6点、P＝0.01）。疾患関連の医療利用、疾患関連の処置、または術後合併症に群間差はなかった。...