1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 男性の下部尿路症状を標準化/マニュアル化した介入で改善

男性の下部尿路症状を標準化/マニュアル化した介入で改善

2023年12月5日  British Medical Journal

下部尿路症状(LUTS)を有する男性1077例(18歳以上)を対象に、標準化およびマニュアル化された治療介入による症状軽減効果を実用的クラスター無作為化比較試験で検討。英国の総合診療所(GP)30施設を組み入れた。介入群には、標準化した情報冊子を用いて保存的および生活習慣改善に関するガイドラインを患者に提供した。マニュアル化した関連項目を遵守できるように、看護師が12週間連絡を取った。主要評価項目は、12カ月後の患者報告による国際前立腺症状スコア(IPSS)とした。 その結果、12カ月時点の平均IPSSは、介入群の方が通常ケア群よりも低く(調整後平均差-1.81点、95%CI -2.66--0.95)、重症の泌尿器症状が少なかった。LUTS特異的なQOL、失禁、LUTSの認識も、介入群の方が改善した。泌尿器科への照会(介入群7.3% vs. 通常ケア群7.9%)および有害事象(7件 vs. 8件)は、両群でほぼ同じだった。...