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isotretinoin使用者で自殺や精神疾患リスク上昇見られず

2023年12月19日  専門誌ピックアップ

重度の尋常性ざ瘡治療薬isotretinoin使用者の自殺および精神疾患リスクと危険因子をレビューとメタ解析で検討。観察研究25件(対象者162万5891例、平均年齢の範囲16-38歳、男性被験者割合の範囲0-100%)をレビュー、24件をメタ解析の対象とした。逆分散重み付けを用いてデータを統合し、メタ回帰分析を行った。 その結果、isotretinoin使用者は非使用者より治療後2年時(相対リスク0.92、95%CI 0.84-1.00、I2=0%)、3年時(同0.86、0.77-0.95、I2=0%)、4年時(同0.85、0.72-1.00、I2=23%)の自殺企図が低かった。isotretinoinは全精神疾患リスクと関連がなかった(同1.08、0.99-1.19、I2=0%)。研究レベルのメタ回帰では、対象者がより高齢の研究ほどうつ病の1年絶対リスクが低く、男性の割合がより高い研究ほど自殺既遂の1年絶対リスクが高かった。...