mCRPCのOS、177Lu-PSMA-617とカバジタキセルで同等
2023年12月21日
The Lancet Oncology
オーストラリア11施設の転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者200例を対象に、全生存期間に対する177Lu-PSMA-617の効果を第2相非盲検無作為化試験で検討した(TheraP試験)。ドセタキセル投与後に進行したmCRPCで、PET画像で前立腺特異的膜抗原(PSMA)陽性を認め、転移病変部位がない患者を対象とし、177Lu-PSMA-617治療、またはカバジタキセル治療のいずれかに均等に割り付けた。 その結果、追跡期間中央値35.7カ月後、177Lu-PSMA-617群77例(78%)、カバジタキセル群70例(69%)が死亡した。全生存期間(OS)は、177Lu-PSMA-617群(制限平均生存期間19.1カ月、95%CI 16.9-21.4)とカバジタキセル群(同19.6カ月、17.4-21.8)で同等だった(差-0.5カ月、同-3.7-2.7、P=0.77)。長期追跡期間でも、新たな安全性シグナルは確認されなかった。...
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