化膿性汗腺炎に熱ショックタンパク質90阻害薬が有望か

デンマークで、中等症ないし重症の化膿性汗腺炎患者を対象に、熱ショックタンパク質90阻害薬RGRN-305の有効性と安全性を併行デザイン二重盲検概念実証プラセボ対照無作為化試験で検討。患者をRGRN-305群（250mg錠）とプラセボ群に2対1の割合で割り付け、16週にわたり1日1回経口投与した。主要有効性評価項目は、16週時点でHidradenitis Suppurativa Clinical Response 50（HiSCR-50）を達成した患者の割合とした。 15例全例が試験を完了し、全例をすべての解析に組み入れた（女性67％、年齢中央値29歳）。HiSCR-50を達成した患者の割合は、RGRN-305群（60％）の方がプラセボ群（20％）よりも高かった。RGRN-305の忍容性は良好で、死亡や重篤な有害事象は認められず、薬剤使用下で発現した有害事象の発現頻度はRGRN-305群とプラセボ群で同程度だった。...