ベッド脇への椅子配置で医師の着席率と患者満足度が増加

米国テキサス州の郡病院1施設で、病院総合医51人による入院患者のベッドサイド診療125件を対象に、ベッドサイド付近［ベッドサイドからの距離3フィート（0.9m）以下］への椅子の配置による診療時間および患者満足度への影響を無作為化比較欺瞞試験で検討。ベッドサイドでの診療60件を介入群、65件を対照群（椅子はキャビネット内）に無作為化した。 その結果、医師が椅子に着席した診療件数は介入群60件中38件、対照群65件中5件で（オッズ比20.7、95％CI 7.2-59.4、P＜0.001）、絶対リスク差は0.55（95％CI 0.42-0.69）だった。医師1人を着席させるための配置必要脚数は1.8だった。椅子の配置はTool to Assess Inpatient Satisfaction with Care from Hospitalists（TAISCH）スコアの3.9％増加（効果推定値3.9、95％CI 0.9-7.0、P＝0.01）、Hospital Consumer Assessment of Healthcare Providers and Systems（HCAHPS）スコア...