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チルゼパチドの持続投与は減量維持に有効

2024年1月6日  Journal of the American Medical Association

4カ国70施設で、肥満成人に対するチルゼパチドの持続投与が減量の維持に及ぼす効果を第III相無作為化治療中止試験で検討(SURMOUNT-4試験)。最大耐量のチルゼパチド(10または15mg)を非盲検で週1回36週間皮下投与(lead-in期間)した後、参加者を、チルゼパチドを52週間継続する群(335例)またはプラセボに切り換える群(335例)に無作為化割付けした(1対1)。主要評価項目は、36週時点から88週時点までの体重の平均変化率(%)とした。 その結果、lead-in期間を完遂した670例(平均48歳、女性71%、平均体重107.3kg)は、平均20.9%の減量を達成した。36週時点から88週時点までの体重の平均変化率は、チルゼパチド群が-5.5%、プラセボ群が14.0%だった(差-19.4%、95%CI -21.2--17.7%、P<0.001)。88週時点でlead-in期間中の減量の80%以上を維持している参加者の割合は、チルゼパチド群の89.5%、プラセボ群の16.6%だった(P<0.001)。...