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高用量の遺伝子組み換えインフルワクチンで高い防御効果

2024年1月8日  New England Journal of Medicine

2018-19年および2019-20年のインフルエンザシーズンにワクチン接種を受けた18-64歳の163万328例を対象に、鶏卵を用いた標準用量ワクチンと比較した高用量遺伝子組み換えワクチンFlublok Quadrivalentの相対的な有効性をクラスター無作為化観察研究で検討。主要評価項目は、PCR検査で確定したインフルエンザ(A型またはB型)感染とした。 その結果、試験期間中に組み換えワクチン群63万2962例中の1386例、標準用量ワクチン群99万7366例中の2435例で感染が認められた。50-64歳群での1000例当たり感染陽性率は組み換えワクチン群2.00例、標準用量ワクチン群2.34例となり、相対的なワクチン有効性は15.3%(95%CI 5.9-23.8、P=0.002)だった。同年齢群のインフルエンザA型に対するワクチン有効率は15.7%(同6.0-24.5、P=0.002)だった。...