CANHEART Labモデル、PCEと同等の精度でASCVDを予測

年齢とルーチンの臨床検査を用いたアテローム性動脈硬化性心血管疾患（ASCVD）の性特異的予測モデル（CANHEART Labモデル）を開発し、カナダ・オンタリオ州の集団ベースのコホート研究で性能を検証。心血管疾患のない40-75歳の女性216万497例と男性183万3147例を導出および内部検証コホート、プライマリケア患者3万1697例を外部検証コホートとした。 その結果、性特異的モデルのキャリブレーションは良好で、男女とも平均予測リスクと観察リスクの相対差は1％未満だった。C統計量は女性0.77、男性0.71だった。外部検証で、男女とも平均予測リスクと観察リスクの相対差は14％未満、絶対差は0.3パーセントポイント未満だった。臨床検査モデルのC統計量は男女とも0.72で、リスク計算式pooled cohort equations（PCE）と統計的有意差はなかった（C統計量の変化：女性－0.01、95％CI －0.03-0.01、男性－0.01、95％CI －0.04-0.02）。...