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25mm以上の結腸腺腫切除にESDで再発率低下

2024年1月10日  Annals of Internal Medicine

大型(25mm以上)の結腸腺腫を有する患者360例を対象に、一括切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の有効性と安全性を多施設共同参加者盲検並行群間無作為化優越性試験で検討。内視鏡的粘膜切除術(EMR)と比較した。主要評価項目は6カ月時点の局所再発とし、内視鏡検査および瘢痕部の生検で腫瘍性組織を認めた場合と定義した。 その結果、主要解析集団(318例、318病変)での再発率は、ESD群が0.6%(1/161件)、EMR群が5.1%(8/157件)だった(相対リスク0.12、95%CI 0.01-0.96)。ESD群のR0切除例(90%)では再発は認められなかった。有害事象発現率は、ESD群の方がEMR群より高かった(35.6% vs. 24.5%、相対リスク1.4、CI 1.0-2.0)。...