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外国出生カナダ居住者の結核感染、過去2年でほぼなし

2024年1月13日  専門誌ピックアップ

外国で出生したカナダ居住者の結核感染有病率を既存のモデルを用いて推定した出生国別の結核感染有病率とカナダ国勢調査のデータを組み合わせて評価した。 その結果、外国で出生した居住者の推定結核感染全有病率は、2001年は25%[95%不確実性区間(95%UI)20-35]、2006年は24%(同20-33)、2011年は23%(同19-30)、2016年は22%(同19-28)、2021年は22%(同19-27)だった。有病率は、移住時の年齢および出身国での結核発生率に伴い増加した。2021年の有病率は、ケベック州(19%、同16-24)で最も低く、アルバータ州(24%、同21-28)とブリティッシュコロンビア州(24%、同20-30)で最も高かった。2021年に結核感染を認めた外国出生居住者のうち、過去2年間に感染したのは488例(同185-1039)中1例のみと推定された。...