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クローン病にグセルクマブ導入+維持療法の臨床効果確認

2024年1月19日  専門誌ピックアップ

中等度-重度の活動性クローン病患者309例を対象に、グセルクマブの有効性を第II相無作為化二重盲検試験で検討(GALAXI-1試験)。48週時のクローン病活動性指数(CDAI)に基づく臨床的寛解(CDAIが150未満)、内視鏡的奏効[クローン病簡易内視鏡スコア(SES-CD)がベースラインから50%以上改善、またはSES-CDが2以下]、および内視鏡的寛解(SES-CDが2以下)を評価した。 プラセボ群を含めた5群に無作為化して比較の結果、48週時点での臨床的寛解率は、グセルクマブ導入期200→維持期100mg群64%、同 600→200mg群73%、同 1200→200mg群57%、ウステキヌマブ群59%だった。内視鏡的奏効率はそれぞれ44%、46%、44%、30%で、内視鏡的寛解率は18%、17%、33%、6%だった。安全性解析集団(360例)を対象とした有害事象の発生はプラセボ群66%(100患者年当たり464.9)、グセルクマブの3群で74%(同353.1)、ウステキヌマブ群85%(同350.7)で、グセルクマブ群およびウステキヌマブ群では鼻咽頭炎、上気道感染症が多かった。...